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五城目の人々

渡辺悠太さんインタビュー

基本プロフィール

年齢:32歳
出身地:福島県郡山市
福島を離れたのはいつ?:高校卒業してすぐ
五城目に住み始めたのはいつ?:2015年4月
現在のお仕事内容:有限会社アグリ

五城目で暮らそうと思ったきっかけ

何がきっかけで、五城目で生活しようと思いましたか?

もともとのきっかけは彼女で、土崎出身なんです。29歳のときに、宮城のスキー場で出会って、3、4ヶ月一緒に寮で住んでました。仕事の関係で離れて、それからは一ヶ月に1回会うか会わないかで、もうかれこれ5年経ちました。彼女が秋田を出る気配がなくて、自分が行くしかないかなって。秋田で、仕事を探すにあたって、家を斡旋してくれて、尚且つ仕事があったのが今いる会社です。だから、素直に言えば住める場所と仕事があれば五城目でなくても良かった。もともと転々といろんなところに住みたくて、いろいろなことを全国でやってきました。

生活の拠点を変えるのは勇気が要ることだと思いますが、決断にあたって一番背中を押してくれた事は何ですか?

やっぱり彼女ですかね。仕事と家があったからかな。福島から8時間かけて面接に2回も来た甲斐がありました。

五城目暮らしをするにあたっての不安

五城目で生活するにあたって一番不安だったことは何ですか?

ここに来るにあたっての不安もなかったです。いろいろな所に行ってたし、独り身だったので。敢えて言うなら雪ぐらいですよね。でも福島もある程度は雪が降りますからね。あと、熊が怖いですね。住み始めて道路に熊が歩いているのを初めて見ました。こんなに熊が身近にいるとは驚きでしたね。

また、その不安は現在は解消されましたか?

雪はこれからだし、これからどんなもんか体験しないとわからない。不安は他には別にないですね。車がないと不便ですけど、そんなもんじゃないですか。逆にこっちに来るのに、何が不安なんですかね?逆に東京に住むほうが不安ですね。いろんな人いるし。こっちのほうが、気が楽ですよね。じいさんばあさんしかいない。もちろんわかい人に来てほしいけど。
言葉の壁は大きいかもしれませんね。方言が聞き取れないことありますね。近所の人と話しをしてて、半分以上会話が成立しないことありますから。相槌うっておしまいだし、雰囲気だけで会話してますね。

五城目の喜怒哀楽

五城目での生活で感じる楽しいこと・うれしい事を教えてください。

やっぱ温泉ですよね。湯の越温泉は硫黄泉で珍しいですよ。後は水が美味しいことですかね。水道水も美味しいですよ。周りの人から言わせれば劣化したらしいですけど、それでも秋田の湧き水は美味しいです。福島と比べても美味しいですね。軽トラでわざわざ町外から人が水を汲みに来ますし。
五城目は自然しかないです。自然!秋田の中でも綺麗じゃないですか。ネコバリ岩もそうですし。パンフレットで見るより全然大きかったです。あれは一見の価値がありますよ。自然以外何もないところが魅力です。これで娯楽があったら魅力がないですよね。夏は暑いし涼しくないし、だったら東京に行きますよ。

五城目での生活で感じるキツイこと、つらいことを教えてください。

買い物ですかね。車が必須で、仕事終わりに買い物行くとなると、ちょっと不便ですね。家が浅見内で町内の中心部から遠いので、夜の道は街頭もないし不便ですね。あと、息抜きや娯楽が少ないことですかね。でも、欲しかったらそれは東京に住めばいい話しですしね。

これからの五城目

五城目がこうなればもっといいのにな、という要望をお聞かせください。

もっと商店街が活性化するといいですね。飲み屋は結構多いんですけど。イオンができて、町中がシャッター通りになってる。東京にもあっちこっちに商店街あって、人とのやりとりがいいですよね。福島も郊外の大きいイオンにお客を持ってかれてシャッター通りが多いですね。都会のものが欲しいなら、都会に行けばいいのにね。仕事もいっぱいあるし。

これから五城目で生活をしようと考えている人に、一言お願いします。

不便は覚悟しなけばならないですね。大変ですよ、田舎なんで。生活するのは大変ですけど、五城目にはそれ以上のものがありますよ。だから、若い人の力が欲しいです。仕事は五城目に来たっていっぱいありますから。

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